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息子ブッシュとビン・ラディンの哀しみ

 覇者と覇者の海人の物語を書く。

 その夜、和光市の前線司令部にいる海人に、椿子が電話をかけてきてうんざりした声で言った。
「やつらペニスを切り落としてたよ。なんであんなものにこだわるのかな。崇拝したり溺愛したり憎悪したり」

 男根をめぐる愛憎劇を愉しむ能力が女子にはあると思う。男子はどうなのかよくわからない。わたしが小説で男根をしきりにあつかうようになったのは、息子ブッシュとビン・ラディンの滑稽な修辞にみちた論戦に思いがけず彼らのある切実さを感じたのがきっかけです。




*パンプキン・ガールズ
「男の子にも挿入する」
「すごい」
「挿入できるものなら、なんでも挿入する」
「どうなっちゃうの?」
「ほとんどの男の子は、さめざめと泣くね」
 椿子の脚の付け根の小さな段丘が、繊細な部分を探り当てた。林檎が喉を鳴らした。椿子は、圧迫し、擦りつけ、そっとこねた。
「パンプキン」林檎が辛そうな声で言った。

愚者と愚者 (下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ

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