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煽動する女子

 2月11日の記事のつづき。
『活字倶楽部』(2006秋号)に、おーちようこさんがインタビュー記事のほかに『愚者と愚者』の短いガイドを載せている。そのガイドを読むと、物語がちゃんととどいてるなと、そういうふうに物語を愉しんでくれたらうれしいなと、心から思う。

 そこには説教くさい正義なんて存在しない。
 ああ、こんなふうに潔く生きることができたらどんなにかステキだろう
。(これは椿子の生き方に関して)

 問題は最後の5行だ。

 たとえば、今、キミが今、どっからどう見ても不遇で弱者で搾取される側の立場だったと仮定しよう。世界に対して不満を抱えて生きることも自由だけれど、変えるためにがむしゃらに動き回ることだって自由。もしくは、この物語を読んで思いっきり妄想の世界で遊ぶことだって自由である。

 文章の力点は前半にある。主旨は明らかだ。不就労あるいは非正規雇用あるいはワーキングプアとひと括りにされ、おそらくヲタとか腐とか自称したりしているキミたち、この物語を読んで元気をもらったら、街頭に飛び出して暴動を起こせ、とおーちさんは煽動している、のも同然だ。おどろいた。愉快な気分になった。これでおーちさんの〈混乱〉を証明できたと思う。読んでいない人が誤解すると困るので言っておきたいのだが、『愚者と愚者』は人を煽動なんかしていない。(この項たぶんつづく)




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