素顔のさらし方
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フリーダムランド 販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
【ストーリー】
ある日、手を血まみれにした女性ブレンダが病院に現れた。彼女は子供が誘拐されたと証言するが、目撃者もなく、さまざまな疑惑が渦巻いていく。果たして真実は?刑事ロレンゾが捜査するにつれて明らかになる真相、そして最後には衝撃的な結末が……。
【スタッフ&キャスト】
《製作》スコット・ルーディン
《監督》ジョー・ロス
《脚本》リチャード・プライス
《出演》ジュリアン・ムーア、サミュエル・L・ジャクソン、イーディ・ファルコン
ミステリーというよりもヒューマンドラマという印象。
ドラマの背景にあるアメリカの人種対立を考えてみる。
そこには絶望しか見出せないだろう。
だが生きていかなければならないのだとしたら、
絶望のなかで希望について語るという困難な生き方しか選択できない。
というのはひとつのありふれた創作態度だ。
この言い方が妥当かどうかはべつとして
徹底的に考え抜かれた創作態度が必要なはずだが、
この映画にそんなものはない。
あんな手ぬるい暴力描写では絶望を提示できない。
黒人にも善と悪が同居し非黒人にも善と悪が同居し
などという映画屋さんがルーチンとしてやる気配りなんかでは
絶望も希望も描くことはできない。
ふやけた構想力の帰結として
ふやけたラストシーンがある。
ここでも唯一の救いはジュリアン・ムーアの
シミ・そばかす、それがどうした
という素顔のさらし方だ。
| 愛と悔恨のカーニバル (徳間文庫 う 7-3) 著者:打海 文三 |
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